Lloyd Cole & The Commotions– 1984-1989
店頭でこのアルバムを見つけて即ジャケ買い。
部屋に飾るレコードジャケットが頻繁に入れ替わる中、ずっと立てかけてあったお気に入りの1枚だ。中身の音楽といえば、ジャケットイメージに違わぬ、霞のかかった美しさ、通り過ぎて行った青春といったような雰囲気で、大のお気に入りだった。二十歳そこそこで過ぎ去った美しさのような感じをとても好んでいたこと、今聴き返しても当時と同じ気持ちになるということに、青春が若年寄な感じだったのか、自分自身が変わっていないのか、はたまた幼いころから老人のような心境があったのかわからないが、実は生まれたときから死ぬまでの人生を始めから回顧している別の自分がどこかにいるのではないかとも感じた。
最近思い出したことに、私が二十歳くらいのときノートに書いていたことに、「早く老人になりたい」ということがあった。苦しかったのか、経験を終えた人間へのあこがれだったのか。どうなんだろう 20220713